ステンレスの特長について教えてください。
ステンレスタイプ
ステンレスとは、鉄を主成分とし、12%以上のクロムを含み、必要に応じてニッケル、その他成分を
含有する合金です。
鉄にクロムを添加すると、鉄の欠点である「酸化現象(サビ)」を防ぐことができます。
ステンレスの表面には、素地中のクロムと空気中の酸素が結合して、厚さ1~5nm(※)の薄い
不動態皮膜と呼ばれる保護皮膜が形成されており、この不動態皮膜が腐食の進行を防止しています。
※nm(ナノメートル):1/1000000mm
この不動態皮膜は、一般環境下では自己補修能力があり、キズなどで物理的に破壊されても
瞬時に再生するため、耐食性が維持される特性をもっています。
【一般的によく使用されている種類】
(1)SUS430(18ステンレス?鉄に18%のクロムを含んだもの)
?室内用としてはサビの心配はありませんが、屋外の使用には不向きです。
?主に洋食器、什器、自動車部品に使用われています。
?磁性があり、磁石につきます。
(2)SUS304(18-8ステンレス?鉄に18%のクロムと8%のニッケルを含んだもの)
?屋内外において、より耐食性、耐酸性に優れています。
もっともポピュラーなステンレスで、広い範囲の用途に多用されています。
?磁性はありませんが、曲げや絞り加工した場合は、その部分に磁性がつくことがあります。
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