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合成樹脂製可とう電線管の利点と欠点はなにか?

合成樹脂製可とう電線管

合成樹脂製可とう電線管には、次のような利点と欠点があります。
〈利点〉
(1)可とう性に優れ、ベンダなどの工具を使う必要がなく、配管作業が容易です。
(2)長尺であり、接続作業が少なく、端尺が出ないので、材料ロスが少なくなります。また、束巻き形状で軽く、現場内運搬が容易にでき、材料置き場が小面積ですみます。
(3)接続する場合に、接着剤がいりません。
(4)作業の騒音が発生しないため騒音対策が有利になります。
(5)耐食性、耐久性に優れています。
(6)管内面の摩擦抵抗が小さく、通線が容易です。

〈欠点〉
(1)折れ、つぶれのおそれがあり、コンクリート打設時の点検に手間がかかります。また、コンクリート打設後、立上がりパイプの養生が必要です。
(2)鉄筋への結束が多くなります。
(3)季節の寒暖によって配管作業の難易度が多少異なります(温度によって管の硬さが変わります)。
(4)建築基準法の不燃、準不燃および難燃材料のいずれにも該当しないので、使用上の制限があります。