ひと(熱線)センサの使用上の留意点は?
センサ機能付
●夏季、周囲温度と人体の温度があまり変わらない時、検知範囲や感度が変化する場合があります。
ひと(熱線)センサは周囲温度(床)と人体の温度差を検知しますので、上の表の様に周囲温度が
高くなると、背景温度と顔面や着衣胸部の温度差が小さくなり検知しにくくなります。
特に歩行時には、下図の様に周囲温度が高くなると、人体との温度差が小さくなり検知範囲が狭く感じることがあります。
使用している熱線センサは温度差2℃または3℃以上を検知しますので周囲温度に対して下図のような特性があります。
●壁または傾斜天井への取り付けはできません。
進入方向によっては検知感度が鈍くなりますので検知できない場合があります。
●取付高さは、5m以下をおすすめします。
取付高さが高くなればなる程、検知ゾーンの抜け(検知ゾーンのない所)が大きくなります。
センサまでの距離が遠くなると、温度変化が小さくなるので検知しにくくなり、より大きな動作でないとセンサが検知しなくなります。
●検知ゾーン内でも、人がほとんど動いていない場合(トイレの便座に座ったままの時など)やゆったりとした動作の場合には、
赤外線の変化がないため検知しません。
●シンプルセルコン Nタイプは、センサ検知後、点灯するまでに2秒程度かかりますので、通路などではNTタイプをおすすめします。
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