水を止めた時に、「ドーン」という音が出るのはなぜですか。
水栓金具
水栓金具のハンドルを閉めた際、壁の中で「ドーン」というような音がする時があります。
これをウォーターハンマー(水撃作用)といいます。
電車が急停車すると、乗っていた人は前方に倒れてしまいますが、これと同じ理屈です。
水を急に止めると、それまでスムーズに流れていた管内の水が直角に曲がった管壁などに
ぶつかって音が出るのです。
ウォーターハンマーを起こしやすいのは次のような場合です。
(1)水圧が高い(スピードが速い)
(2)水栓を早く閉める(急ブレーキ)
(3)配管に曲がりが多い(ぶつかりやすい)
(4)配管の固定が不十分(ぶつかった時、振動を起こしやすい)
(5)食器洗い乾燥機や洗濯機の自動止水バルブ(電磁弁等)による急止水
ウォーターハンマーを防ぐには、 配管の施工段階からの配慮が必要になりますが、使用
方法で解決できる場合もあるので試してみてください。
(1)水栓金具に止水栓が付いている場合は、使用に支障がない程度まで水量をしぼってみる。
(2)水栓を閉める時は、できるだけゆっくりと閉める。
特にシングルレバー混合水栓は、急激に止めてしまいがちなので注意してください。
(3)ウォーターハンマー防止器(ウォーターハンマー低減装置)を取り付ける。
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